天才ロビイストの活躍を描いた作品です
ロビイストとは
ロビー活動の専門家。アメリカでは登録が義務づけられている。
ロビー活動とは、特定の利益をはかるために議員・官僚・政党などにはたらきかけ、政治的決定に影響を及ぼそうとする院外活動。特にアメリカにおけるものをいい、議会ロビーにおける議員への陳情だけでなく、世論の形成・動員までも含める。
Overview –概要–
原 題 :Miss Sloane
製作年 :2016年
製作国 :アメリカ、フランス
ジャンル:ポリティカル・サスペンス、ヒューマンドラマ
上映時間:2時間12分
監 督 :ジョン・マッデン
メインキャスト:
銃規制法案賛成派・小さなロビー会社「ピーターソン=ワイアット」
スローン – ジェシカ・チャステイン
シュミットCEO – マーク・ストロング
エズメ – ググ・バサ=ロー
VS
銃規制法案反対派・大手ロビー会社「コール=クラヴィッツ&W」
デュポン – サム・ウォーターストン
ジェーン – アリソン
スパーリング上院議員 – ジョン・リスゴー
政府を影で動かす”戦略の天才”ロビイストが、銃社会アメリカに仕掛けた究極の”一手”とは――
ワシントンD.C.で、スパーリング上院議員による聴聞会が開かれていた。召喚されているのは、敏腕ロビイストとして名高いエリザベス・スローン。大手ロビー会社、コール=クラヴィッツ&W在職中に手がけた仕事で不正を行っていたとされ、その真偽が問われている。聴聞会から遡ること、3ケ月と1週間前。
エリザベスは、コール=クラヴィッツ&Wの花形ロビイストだった。勝つためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない仕事ぶりはクライアントから高く評価され、政府やメディアからも一目置かれる存在だった。
エリザベスは、銃擁護派団体からの仕事を依頼されていた。新たな銃規制法案に対し、女性の銃保持を認めるロビー活動で、廃案に持ち込んでくれというのだ。団体の代表者は議員たちにも強い影響力をもつ人物だが、エリザベスは彼の目の前でその仕事をきっぱりと断る。その結果、上司のデュポンから、「依頼を断るなら、君にいてもらう必要はない」と言い渡される。
その夜、パーティに出席したエリザベスは、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社のCEO、シュミットから、自分と一緒に闘わないかと誘いを受ける。
次の日、エリザベスは部下を引き連れ、シュミットの会社へ移籍。奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていく。
だが、巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元同僚も負けてはいない。エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく……。
出典:映画『女神の見えざる手』
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
すべては冒頭の言葉に
最後まで観終わると、すべては冒頭の言葉に集約されていたように思います
ロビー活動は予見すること
敵の行動を予測して対抗策を考えること
勝者は敵の一歩先を読んで計画し
自分の手を見せるのは、敵が切り札を使った後
画像引用元:公式サイト / http://miss-sloane.jp/
キャリアウーマン スローンの魅力
終始スローンが色々としゃべりまくっているのですが、正直ついていけないです…
とにかく彼女がすさまじく、論争で敵う者なしという感じです
服装も身のこなしもバリバリのキャリアウーマンという感じ
収入もとても高そうです
常にお化粧バッチリで真っ赤な口紅と黒いネイル…
日本ではこんな堅そうな仕事でこんな派手なメイクはできなそうだなと思いましたが、さすがアメリカです
ファッションは、サン・ローラン、ヴィクトリア・ベッカム、ジャンヴァティスタ・ヴァリ、アレクサンダー・ウォンなどのトップブランドをふんだんに使っているとか
画像引用元:公式サイト / http://miss-sloane.jp/
しかしそんな鉄の女の彼女も、プライベートは睡眠をとらず
家族も恋人も友人も一切出てこない独り身女性
夕食は遅くまでやっている中華料理屋で適当に済まし、夜のお供はお金で買う…
ここまで努力していて、劣勢の状況を好転させても、仲間から非難されてしまう
感情をぶちまけるシーンは、最強の彼女も普通の人間なんだと感じました
伏線も色々あり、観返せばより深い理解が得られるかもしれません
〜fin〜
アイキャッチ画像引用元:https://sawyer-studios.com/project/miss-sloane/
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