レネー・ゼルウィガーが熱演した
ジュディ・ガーランドの伝記映画
歌唱シーンは感動で目頭が熱くなります
レネー・ゼルウィガーは、全ての歌唱シーンを吹き替えなしでこなし、その演技はキャリアベストと絶賛されています
Overview –概要–
原 題 :Judy
製作年 :2019年
製作国 :イギリス、アメリカ
ジャンル:伝記、ヒューマンドラマ
上映時間:1時間58分
監 督 :ルパート・グールド
原 作 :2005年に初演されたピーター・キルター脚本の舞台劇「エンド・オブ・ザ・レインボー」
メインキャスト:
ジュディ・ガーランド – レネー・ゼルウィガー
ルイス・B・メイヤー – リチャード・コーデリー
シドニー・ラフト – ルーファス・シーウェル
ライザ・ミネリ – ジェマ・リア=デヴェロー
ミッキー・ディーンズ – フィン・ウィットロック
ロザリン・ワイルダー – ジェシー・バックリー
バート – ロイス・ピアソン
ロニー・ドネガン – ジョン・ダグリーシュ
主な受賞歴:ゴールデングローブ賞、アカデミー賞にて主演女優賞(レネー・ゼルウィガー)を受賞
かつてはミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨していたジュディ・ガーランドが、窮地に立たされていた。1968年、度重なる遅刻や無断欠勤のせいで映画出演のオファーも途絶え、今では巡業ショーで生計を立てているのだが、住む家もなく借金は膨らむばかり。まだ幼い娘と息子をやむなく元夫に預けたジュディは、ロンドンのクラブに出演するために独り旅立つ。英国での人気は今も健在だったが、いざ初日を迎えると、プレッシャーから「歌えない」と逃げ出そうとするジュディ。だが、一歩ステージに上がると、たちまち一流エンターテイナーと化して観客を魅了する。ショーは大盛況でメディアの評判も上々で、新しい恋とも巡り合い、明るい未来に心躍るジュディ。だが、子供たちの心が離れていく恐れと、全存在を歌に込める疲労から追い詰められ、ついには舞台でも失態を犯してしまうーー。
出典:映画『ジュディ 虹の彼方に』公式サイト
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
レネー・ゼルウィガーの熱演
予告編を見ただけで思い出して涙が出てきます
全て主演のレネー・ゼルウィガーが歌っているそうですが
本当に全身全霊の歌声という感じです
ラストの観客と一体となる「Over the Rainbow」は本当に感動します
ジュディを慰めるような、ゲイのカップルの優しい歌声もまた沁みる
歌声だけでなく、レネーの表情・動き一つひとつにも、心が揺さぶられる演技でした
写真を見比べてみても、すごく似ています
画像引用元:https://www.etonline.com/the-true-story-of-judy-real-life-vs-the-movie-133010
個人的には、ジュディ・ガーランドは映画「オズの魔法使い」のドロシー役
という認識しかなく
知ってる曲も「Over the Rainbow」だけでした
ジュディ・ガーランドが、というより
レネー・ゼルウィガーが好きな女優だったので
彼女が熱演する作品と知って興味を持って観たのですが
この作品でジュディがどんな人生を送ってきたか垣間見ることができて
彼女も好きになりました
改めて当時17歳の歌声と美貌に驚愕します
大スターの求めるささやかな幸せ
可愛らしいドロシーのイメージしかありませんでしたが
その背景には過酷な日々があり
華々しい大スターだからこそ得難い
ささやかな幸せがあったんだなと想像できます
友人の失敗した手作りオムレツを食べる
ハンバーガーを思いっきり頬張る
バースデーケーキを食べる
愛する子供たちと一緒に過ごす
普通の人にとっては当たり前のことが容易にできない
ちょっとしたことで心から喜ぶ姿が素敵でした
画像引用元:YouTube / Judy Trailer
反対に、豪華なホテルで眠れぬ夜を過ごすシーンや
愛娘に電話し、別居を希望されるシーンなど
家族や仕事仲間がいても、孤独を痛感させられる場面が多く
心から彼女の安寧を願って止みません
若かりし頃から太らないようにと飲まされていた薬の影響もあってか
度重なる遅刻や無断欠勤は、薬物中毒や精神症が原因のようです
映画のラストでは、舞台上の幸せを求め、観客への愛を伝えていて
スターとしての人生を全うしたんだなという感じがしました
「オズの魔法使い」以外の名作も観てみたくなります
~fin~
アイキャッチ画像引用元:https://gaga.ne.jp/judy/
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