「恋人や夫が豹変する」テーマで、おすすめ洋画7作品を紹介します。
今回は、豹変するのは男性の作品に限定しています。
恋人や夫が豹変する洋画7選
①『愛がこわれるとき』
あらすじ
海岸を見下ろす瀟洒な別荘。そこで休暇を過ごすマーティンとローラは、見かけは申し分ない若い夫婦だった。しかし、異常に神経質で猜疑心の強いマーティンは、ひとたび激情に駆られるとローラに暴力を振るう。そんな生活に3年以上も耐えてきたローラは、たまたま海岸に来ていた神経科医に誘われ、夫と一緒にクルージングに出て暴風雨に遇った夜、海に飛び込んで姿を消す。妻が水を恐れ、泳げないことを知っていたマーティンは彼女が溺死したと思い茫然自失となるが、実はローラは生きていた…。
出典:dTV
感想
豹変というか、物語の序盤から気性の荒い旦那なので(結婚する前に気付かなかったのでしょうか・・・)、本作のテーマは主人公がどのようにして夫から逃げ延びて生きるか、が注目ポイントです。
少し古い作品なので、若く美しいジュリア・ロバーツも見どころですし、神経質な描写が「こんなにホラーに見えるんだ~」という面白さもあります。
クルージング中の転落シーンは、映画『テネット』も思い浮かびますね。
こちらもサイコパスな旦那から人生を取り戻そうとする美しい妻キャットが描かれていました。
②『イナフ』
あらすじ
優しく裕福なミッチと結婚したスリムは、邸宅に住み、娘が生まれ、誰もがうらやむ生活を送っていた。だがある日、ミッチが豹変。欲しい物は手段を選ばず手に入れ、妻を束縛し始める。逃げるスリムを夫は力ずくで阻止。窮地に立たされたスリムは…。
出典:U-NEXT
感想
先に紹介した『愛がこわれるとき』に少し似ていますが、こちらはもっとリアルな逃走劇となっています。
社会的な立場も経済的にも有利な夫から、友人の協力も得るなどして何とか逃げる妻と娘。
優しかった夫とのロマンティックな出会いから描かれていますし、まさに豹変です。
しかし、その出会いも実は・・・
身体的にも精神的にも負けそうになるけれど、勇気と努力で立ち向かう主人公を演じるジェニファー・ロペスがかっこいい作品です。
③『幸せのゆくえ・・・』
あらすじ
大富豪の御曹司として裕福に育ったデイビッド。ある日デイビッドは普通の家庭で愛情たっぷりに育てられたケイティと出会い、二人は出会った直後から惹かれあった。デイビッドの父親は身分や育ちの違いから反対したが、それを押し切り二人は結婚。つつましく田舎暮らしに幸せを感じる二人だったが、妊娠し喜ぶケイティに対し、デイビッドは一族の血を自分の代で絶やしたいと、ケイティに中絶を強要した。やがて、少しずつ幸せだった二人の歯車が狂い始めてゆく…。
出典:Amazonプライムビデオ
感想
NYの不動産王の御曹司ロバート・ダーストの周辺で実際に起きた未解決失踪・殺人事件を基にした作品なので、今回紹介するどの作品よりもリアリティがあり、その分恐ろしいです。
ミステリアスな雰囲気が似合う2面性の演技が抜群のライアン・ゴズリングが主演です。
ちなみに、彼が主演の作品はこちらも2面性がありオススメです!
④『シャッフル2 エクスチェンジ』
あらすじ
女性弁護士のジェスは、愛する夫ライアンと幸せな新婚生活を送る毎日。けれども、兄のライアンとは対照的に性格が凶暴で、暴行罪で刑務所に入った過去もある弟ローマンの存在が、2人の幸福に暗い影を投げかけていた。そんなある日、ライアンとローマンが共に交通事故に遭って昏睡状態に陥り、やがてローマンだけが奇跡的に意識を取り戻す。ところが彼は、自分はライアンで君の夫だよと切々と訴えてジェスを困惑させることに……。
出典:WOWOWオンライン
感想
邦題では「シャッフル2」となっていますが、サンドラ・ブロック主演の『シャッフル』とは全く無関係の作品で、韓国映画『純愛中毒』のハリウッド・リメイク版となります。
事故などで人格が入れ替わる話はあるあるですし、B級作品っぽくも感じますが、意外と楽しめました。
大体こういうパターンって、本当は入れ替わっていないことが多いですよね(笑)
果たして真相は・・・
⑤『テッド・バンディ』
あらすじ
テッド・バンディとシングルマザーのリズは、とあるバーで恋に落ちる。テッドとリズ、彼女の幼い娘・モリーの3人は、幸福を絵に描いたような家庭生活を築いていく。しかし、その運命は一変する。テッドが誘拐未遂事件の容疑で逮捕されてしまい…。
出典:U-NEXT
感想
実在する猟奇的殺人鬼テッド・バンディを描いた作品です。
さわやか青年役のイメージが強かったザック・エフロンがシリアルキラー役というのも興味深いですが、カリスマ性を演出するには適役だったと思います。
というのも本作は、基本恋人リズの目線で描かれているため、暴力的なシーンや描写はほとんどありません。
逆に彼女の目線だと、普通のいい人なのに、本当にそんな恐ろしい事件の犯人なの?と驚きます。
実際、30人以上強姦・殺害したとされ、しかも裁判での雄弁な自己弁護により多くの女性ファンがつくという、信じられない社会現象まで起こったようです。
(陶酔する女性も正気か?と思いますが・・・)
⑥『ボディ・ハント』
あらすじ
高校生のエリッサは、離婚した母親と共に郊外の家に引っ越した。だがその家は、数年前に隣家で娘が両親を惨殺して失踪するという猟奇事件が起きたいわくつきの物件だった。やがてエリッサは、その事件の生き残りである少年ライアンと親しくなってゆくが…。
出典:U-NEXT
感想
22歳でアカデミー賞主演女優賞に輝いた、人気女優ジェニファー・ローレンスが主演である点が注目される作品です。
隣人の少年とは友達以上恋人未満のような関係で、青春ドラマ感もありますが、その分最終的に本性を現すらへんからまた面白くなります。
少年が豹変する原因となる過去も明らかになるので、ストーリー性もしっかりしています。
⑦『透明人間』
あらすじ
富豪の天才科学者・エイドリアンとの束縛された関係から逃げることのできないセシリアは、ある真夜中、計画的に彼の豪邸から脱出を図る。失意のエイドリアンは手首を切って自殺し、莫大な財産の一部を彼女に残した。しかし、セシリアは彼の死を疑っていた。
出典:U-NEXT
感想
1897年の小説『透明人間』を現代的に描いた作品です。
透明人間に襲われるシーンは画面に主人公しか映っておらず、注目の場面です。
透明になる方法もわりと現実的に描かれているのも面白いですし、主人公の女性がどのように犯人に立ち向かっていくのか、オチの描き方も良かったです。
【番外編】恋人や夫が豹変する洋画
「豹変する」という点においては、以下の作品も当てはまると思いますが、それぞれ少しニュアンスが違うと思うので、別枠として紹介します。
『マイ・ブラザー』
あらすじ
アフガニスタンへ出兵し戦死した兄・サムの代わりに、一家の厄介者だった弟のトミーが、未亡人となったサムの妻・グレースと残されたふたりの娘の家庭に入る。トミーとグレースは互いに惹かれていくが、米海軍からサム生還の知らせが届き…。
出典:U-NEXT
感想
サイコパスな夫ではなく感動系ヒューマンドラマで、デンマークの映画『ある愛の風景』をリメイクした作品です。
戦争から帰還した兵士(夫)が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)となり、別人のようになってしまう、悲しく切ない社会派映画です。
その他の作品
- 『シャイニング』:きちがい旦那の代名詞とも言える、有名作品ですね(笑)心霊現象が原因かとも思えますが、元からおかしかったような・・・
- 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』:あんなに可愛かったアナキンが、ダークサイドに落ちてベイダー卿に・・・(泣)
- 『テイキング・ライブス』:豹変というよりは別人の成りすましですが、恋人が犯罪者だったパターンですね。
- 『プリズナーズ』:愛する娘のために、狂暴化する父・・・仕方がないような気もしますが、なかなか迫力があります。
出典:Amazon
まとめ
恋人や夫が豹変する作品をまとめてみましたが、多くの作品に共通している点は、サイコパス男の多くは「金持ち」ということに気づきました(笑)
実際はどうかわかりませんが、やはり一般的な人とは色んな点で思考が違うのかもしれません。
逆に女性の場合は「絶世の美女」だけどサイコパスとかメンヘラだったりしますよね。
なぜそんな常軌を逸した人格になってしまったのか、描かれていないことも多いですが、生い立ちなども描かれている作品もまた、面白いと思います。
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