アニメ『氷菓』は、米澤穂信の推理小説『〈古典部〉シリーズ』を原作としたアニメーション作品です。
古典部に所属する高校生たちが日常の中で起きるミステリーを紐解いていく姿を描いた京都アニメーション制作の作品です。
今回は『氷菓』の作品概要やキャスト、感想や無料配信サービスをまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
『氷菓』の作品概要
出典:dアニメストア
原 作 : 米澤穂信
監 督 :武本康弘
製作年 :2012年
製作国 :日本
ジャンル :青春、ミステリー、日常
話 数 :22話
アニメーション制作:京都アニメーション
『氷菓』の登場人物・声優
- 折木 奉太郎(おれき ほうたろう)(神山高校1年B組・古典部員)(CV:中村悠一)
- 千反田 える(ちたんだ える)(神山高校1年A組・古典部部長)(CV:佐藤聡美)
- 福部 里志(ふくべ さとし)(神山高校1年D組・古典部員・総務委員)(CV:阪口大助)
- 伊原 摩耶花(いばら まやか)(神山高校1年・古典部員・漫画研究会所属)(CV:茅野愛衣)
- 遠垣内 将司(とおがいと まさし)(神山高校3年E組・壁新聞部部長)(CV:置鮎龍太郎)
『氷菓』のあらすじ
出典:dアニメストア
『わたし、気になります。』奉太郎の安穏とした灰色の高校生活が、この一言で一変してしまった。
省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、姉の言いつけで古典部に見学に行くが、そこで好奇心旺盛な少女・千反田えると出会い、強引に廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することになる。
古典部に所属するメンバーは、折木、好奇心旺盛な千反田えると、折木の中学からの旧友の伊原摩耶花と福部里志の4人。
千反田えるの「わたし、気になります。」という一言から日常に潜む数々の事件を推理し、解決まで導いていく姿を描いた青春学園ミステリー。
タイトルの「氷菓」にもある事実が隠されており、物語が進むにつれて謎が明らかになっていく…。
『氷菓』の主題歌
オープニングテーマ
「優しさの理由」 / ChouCho
作詞 こだまさおり / 作曲・編曲 宮崎誠
「未完成ストライド」 / こだまさおり
作詞 こだまさおり / 作曲・編曲 中山真斗
エンディングテーマ
「まどろみの約束」 / 千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣)
作詞 こだまさおり / 作曲・編曲 岡本健介
「君にまつわるミステリー」 / 千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣)
作詞 こだまさおり / 作曲・編曲 高田暁
『氷菓』シリーズの関連作品
・氷菓(実写版)(2017年)
『氷菓』(実写版)(2017年)
出典:dアニメストア
米澤穂信による青春学園ミステリー「古典部シリーズ」の第1作を、山崎賢人と広瀬アリスが主演で実写化された映画「氷菓」です。
監督は、安里麻里です。
『氷菓』を配信しているサービス
▼配信状況(「◎」:見放題で視聴できます /「¥」:レンタル料金を払って視聴できます /「×」:配信されていません )
作品名 | 配信状況 | 配信状況 |
配信状況 |
配信状況 |
配信状況 |
配信状況 |
配信状況 |
配信状況 |
氷菓(アニメ版) | ◎ | ◎ | × | ◎ | ¥ | × | × | × |
映画 氷菓(実写版) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ¥ | ◎ | ◎ | ◎ |
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『氷菓』の感想
出典:Hi.アニ!
日常のミステリーを高校生が解決していくというストーリーで、ミステリーアニメというと「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」を思い浮かべる人が多いと思いますが、それらのアニメと決定的に違うのは、殺人事件は起きないということでしょう。
学校生活を過ごしている中で、古典部メンバーの千反田えるが興味を持ったことに対して、折木奉太郎が省エネモードで冷静な分析力により謎を解き明かしていくという展開が多いかなと思います。
人間の心理という部分を推理している点は面白い要素で、従来のミステリーアニメとは異なる点だなと感じました。
日常の延長で事件が起きるからこそ、そのストーリーに引き込まれ、気づいたらのめりこんでしまっているような感覚が多かったです。
さらに、日常ミステリーを解決してスッキリと終わる話だけでなく、他登場人物である福部里志の折木奉太郎に対するライバル心や、伊原摩耶花のなかなか実らない恋心などについても描かれており、見逃せないシーンも多いのは良かったですね。
出典:Hi.アニ!
作画や演出においては、作品舞台の京都の街並みや雰囲気を繊細に表現しており、最終話に登場する桜の木や花びらが舞い散る様は圧巻と言える京アニクオリティーでした。
少し観点は変わるのですが、登場人物の千反田えるの口癖「わたし、気になります」と発言すると同時に輝いている瞳や、折木奉太郎の「やらなくてもいいことならやらない、やらなければいけないことなら手短に」という発言のときの気持ちもうまく表現されているなと感じました。
出典:みんカラ
えるが好奇心旺盛で、目を輝かせているときの言動は、かわいいの一言に尽きました。
少し残念だったのは最終話で、折木奉太郎の千反田えるへの告白がまさかの妄想で、「これで終わりなの?」と思ってしまいました。
まあそこは原作を忠実に再現しているので、アニメにおいては仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんけどね。
ミステリー解決アニメなのに、2人(折木奉太郎と千反田える)の関係については結局未解決のまま終わる、そこは主人公の一番苦手なミステリーだったということなのかな、と勝手に解釈しました…。
ただ、名探偵コナンなどのミステリーアニメも恋愛は全然進まない傾向なので(独断と偏見)、注目するのはミステリー要素であり、その点においては良かったなと思っています。本格派ミステリーが苦手な人でも気軽に観れる作品です。
出典:Hi.アニ!
京都アニメーションの他作品
- 『フルメタル・パニック』シリーズ(2003年、2005年)
- 『AIR』(2005年)
- 『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006年、2009年)
- 『Kanon』(2006年)
- 『らき☆すた』(2007年)
- 『CLANNAD』シリーズ(2007年~2009年)
- 『空を見上げる少女の瞳に映る世界』(2009年)
- 『けいおん!』シリーズ(2009年、2010年)
- 『日常』(2011年)
- 『氷菓』(2012年)
- 『中二病でも恋がしたい!』シリーズ(2012年、2014年)
- 『たまこまーけっと』(2013年)
- 「Free!」シリーズ(2013年、2014年、2018年)
- 『境界の彼方』(2013年)
- 『甘城ブリリアントパーク』(2014年)
- 『響け! ユーフォニアム』シリーズ(2015年、2016年、2019年)
- 『無彩限のファントム・ワールド』(2016年)
- 『小林さんちのメイドラゴン』シリーズ(2017年、2021年)
- 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ(2018年、2019年、2020年)
- 『ツルネ -風舞高校弓道部-』(2018年)
- 『バジャのスタジオ ~バジャのみた海~』(2020年)
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アイキャッチ画像参照元:dアニメストア
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