1980年代に2年間、フランス大統領官邸史上初の女性料理人として
当時のミッテラン仏大統領に仕えたダニエル・デルプシュをモデルとした作品です
夫人が作る家庭料理と高級フランス料理のちょうど中間の、オシャレな料理がとても見ものです
Overview –概要–
原 題 :Les Saveurs du palais(英題:Haute Cuisine)
製作年 :2012年
製作国 :フランス
ジャンル:伝記、ヒューマンドラマ
上映時間:1時間35分
監 督 :クリスチャン・ヴァンサン
メインキャスト:
オルタンス – カトリーヌ・フロ
ミッテラン大統領 – ジャン・ドルメッソン
助手ニコラ – アルチュール・デュポン
執事ダヴィッド・アズレ – イポリット・ジラルド
片田舎で小さなレストランを営むオルタンス・ラボリがスカウトを受け、連れて来られた新しい勤務先はエリゼ宮。そこはなんとフランス大統領官邸のプライベートキッチンだった。 堅苦しいメニューと規律と縛られた食事スタイル、嫉妬うずまく官邸料理人たちの中で、彼女が作り出すのは「美味しい」の本当の意味を追求した料理の数々。 当初、値踏みするような目で遠巻きに眺めていた同僚たちも、いつしか彼女の料理の腕と情熱に刺激され、彼女のペースに巻き込まれ、官邸の厨房には、少しずつ新しい風が吹き始める。 やがて、大統領のお皿に食べ残しがなくなってきたある日、 彼女に直接声をかけてきたミッテラン大統領の口から意外な話が飛び出す―。
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
手の込んだ家庭料理
とにかく料理が美味しそうです
オルタンスの料理はより家庭的なはずですが、やはり大統領のお食事だからか
すごく手が込んでいるように見えます
日本では想像もつかない料理ばかり
料理の詳細は、以下サイトを参照ください
「世界一受けたい授業」出演!仏ミッテラン大統領をうならせた絶品料理
画像引用元:YouTube / 映画『大統領の料理人』予告編
ちなみに、原題の訳は「宮殿の味」、英題の訳は「高級料理」
放題が一番良い気がしますね
女性料理人の生き様
もうひとつの見どころは、オルタンスの生き様ですね
片田舎のレストラン、宮殿料理、化学基地の給食、そしてフランスからNZへ
大役を任命され2年で辞任されますが、彼女の料理への情熱は冷めることなく新しい地へ進む
美味しい料理を振る舞い、皆を笑顔にするオルタンスはどこへ行っても人気者です
また、服装もオシャレで可愛い
主厨房の男性シェフたちは、まさしくな白いユニフォームですが
オルタンスだけは普段着にエプロンと、本当に家庭料理を作っているかのよう
画像引用元:YouTube / 映画『大統領の料理人』予告編
料理手順を話しながら作る癖は、我々鑑賞者にとっては想像・理解しやすくなり、より映画を楽しめます
厨房は忙しく空気感もピリピリしたイメージですが
オルタンスは自分のペースで料理を作っているので、その優雅な調理姿も魅力
特にドラマティックな演出はないのですが、観ていてほっこりする映画です
ただし、空腹時はおススメしません
〜fin〜
アイキャッチ画像引用元:https://www.japantimes.co.jp/culture/2013/09/12/films/film-reviews/les-saveurs-du-palais/
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