シャーリーズ・セロンが最高にクールな女性スパイもの映画
世界各国のスパイが登場します
リアルな戦闘シーンがみどころ
Overview –概要–
原 題 :Atomic Blonde
製作年 :2017年
製作国 :アメリカ
ジャンル:アクション、スパイ
上映時間:1時間55分
年齢制限:R15+
監 督 :デヴィッド・リーチ
原 作 :アンソニー・ジョンストンとサム・ハート著の「The Coldest City(2012)」
メインキャスト:
ロレーン – シャーリーズ・セロン(英MI6の敏腕スパイ)
パーシヴァル – ジェームズ・マカヴォイ(英MI6ベルリン支部の責任者)
デルフィーヌ – ソフィア・ブテラ(仏DGSEのスパイ)
スパイグラス – エディ・マーサン(東独シュタージから離反したスパイ)
カーツフェルド – ジョン・グッドマン(米CIAの幹部)
ブレモヴィッチ – ローランド・ムーラー(ソKGBスパイ)
ガスコイン – サム・ハーグレイブ(殺された英MI6スパイ)
1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートンにリストの奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィット・パーシヴァルとタッグを組み任務を遂行するロレーン。彼女には、リスト紛失に関与したMI6内の二重スパイ、”サッチェル”を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙いベルリンに集結する世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命は?
出典:映画「アトミックブロンド」公式サイト
各国の背景・組織
西側諸国:アメリカや西ヨーロッパ諸国などの資本主義諸国
東側諸国:ソ連や中央ヨーロッパ・東ヨーロッパの衛星国の社会主義諸国
MI6:英国の秘密情報機関(西)
KGB:旧ソ連の国家保安委員会、情報機関・秘密警察(東)
CIA:アメリカの情報機関、外国での諜報を行う(西)
DGSE:フランスの情報機関(西)
シュタージ:東ドイツ秘密警察(東)
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
様々な登場人物と思惑が入り乱れる
リアルなアクションシーンでとても見応えありますし
エンディングもハッピーエンドなのでスカッとする作品です
(暴力的なシーンが苦手な人には向かないかもしれませんが)
時代背景をわかっていないと、登場人物も多く誰が何の組織なのかが分かりづらいと思いますが
「誰も信じるな」「騙す者を騙すのは愉快だ」
という台詞にある通り、誰がロレーンの味方なのか敵なのか、終始わからないところがまた夢中になる点だと思います
画像引用元:公式サイト / http://atomic-blonde.jp/
「アトミック・ブロンド」というタイトルについて
アトミックとは
「原子的」「不可分であること」で、ある操作を行うときに他者がその操作に割り込めないことを意味するそうです
世界各国のスパイが関わってきますが、誰もロレーンの真の計画を阻止できない、彼女には敵わない、といった感じでしょうか
映画のクールポイント
とにかくロレーン役のシャーリーズ・セロンがかっこいいのですが
個人的に感じた映画のクールポイントをまとめてみました
クールポイント1:ファッション
タイトルにもある通り、ロレーンのトレードマークであるプラチナブロンドと
それに合わせてモノクロのモード系ファッションがとても似合っています
ミニスカ&ニーハイブーツや、武器にもしていた真っ赤なハイヒールは
シャーリーズ・セロンの抜群のスタイルだからこそ着こなせるファッション
バーやクラブ、高級ホテルなど、シーンに合わせたドレスアップも素敵でした
特に気に入ったのが、潜伏するホテルでの部屋着
予告編にも出てきますが、「BOY LONDON」の大きめ白Tをダラっと片肩だけ出して着崩しているところが最高にクールでした
また、ロレーンとは対照的に黒髪ロングのソフィア・ブテラ演じるデルフィーヌも、セクシーでした
イギリスのスパイ映画「キングスマン」では、強敵役を演じていました
画像引用元:YouTube / 映画『アトミック・ブロンド』予告編
クールポイント2:インテリアデザイン
印象的なのはロレーンが滞在するホテルの内装です
時代は80年代のはずなのに、モダンスタイルで薄暗いモノクロの部屋にピンクのネオンが光っていて何ともおしゃれ
時計屋の内装もクラシカルなようで近代的でしたし、建物の屋上でひとりくつろいでいるメルケル(ビル・スカルスガルド)も何だかオシャレでした
クールポイント3:ロレーンの嗜好
疲労や傷回復のため?のアイスバス(氷水に浸かる)
飲み物はウォッカのロック
そしてタバコ
どれも真似できないですが、ロレーンのタフさを象徴しているみたいですね
ウォッカはロシアのお酒なので、もしかして東側?二重スパイ?と疑えますし、逆にパーシヴァルはアメリカのお酒ジャック・ダニエルを飲んでいたので、西側と思わせる伏線になっています
ちなみに、デルフィーヌとのラブシーンは「スパイであれば情報を得るために何でもするだろう」ということを表現したそうです
画像引用元:YouTube / 映画『アトミック・ブロンド』予告編
クールポイント4:リアルな格闘シーン
女性ひとりで複数の男性相手にバキバキと倒していきます
銃等の武器も使いますが殴り合いも多く、またロレーン自身も完全に無敵というわけではなく、相手の攻撃を食らうこともあるからこそ余計にリアル
終盤の格闘シーンはかなり長いので、苦手な方は苦手かもしれません
クールポイント5:サントラ
冷戦期のスパイを主人公とした映画がたくさんあるなか、新鮮さを出すために、音楽を1980年代のヒット曲(およびカバー曲)を起用したそうです
映画のサントラはインストゥルメンタルが多いなか、歌詞のある曲は印象的でした
しかもレトロなロックやポップスなので尚更
サントラも映画の独特でオシャレな感じの世界観を引き立てています
Atomic Blonde Original Soundtrack – Amazon
アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
出版社/メーカー: Back Lot Music
発売日: 2017/07/21
メディア: MP3 ダウンロード
クールポイント6:ロレーンの表情
人前ではずっとポーカーフェイスですが「本音を言うときは目が変わるのね」と言われている通り、ふとした表情の変化にギャップを感じます
デルフィーヌが死んだときはやはり辛そうでしたし、スパイグラスが死ぬときも、悲しそうでした
最後、全ての任務をやり遂げた後の開放感溢れる表情は最高でした
他にもドイツ語も喋れるところなど、探せばまだまだありそうです
~fin~
アイキャッチ画像引用元:http://atomic-blonde.jp/
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