子役のふたりの少年が可愛いらしい
あまり知られていない映画だと思いますが、奥深い良作
ベン・アフレックとマット・デイモンが発案したオンライン脚本コンテストで選ばれ
「子供」「難病」という感動作の定番設定ながら、宗教の意義にまで踏み込む奥深い作品です
Overview –概要–
原 題 :Stolen Summer
製作年 :2002年
製作国 :アメリカ
ジャンル:ヒューマンドラマ
上映時間:1時間31分
監 督 :ピート・ジョーンズ(脚本も)
メインキャスト:
オマリー家
-ピート – アディ・スタイン
-父ジョー – エイダン・クイン
-母マーガレット – ボニー・ハント
ヤコブセン家
-ダニー – マイク・ワインバーグ
-父ラビ – ケビン・ポラック
1976年、シカゴ。敬虔なカトリック家庭のピートは、夏休みの課題にユダヤ教の人々をキリスト教に改宗させようと思い立つ。ピートはユダヤ人の少年ダニーと友達になるが、彼は白血病だった。ダニーが天国に行けるよう、二人は10個の試練を突破しようとするのだが……。
出典:夏休みのレモネード : 角川映画
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
ふたりの少年と両親
この映画の魅力は何と言ってもふたりの少年
どちらも純真無垢でとても可愛らしいです
また、亭主関白だけど家族を守る責任感が強いピートのパパと
それを支え、7人の子どもを育てる従順なママの関係性も魅力
一見パパの方が強そうに見えますが、ふたりきりになると、実はママの方が上手
兄の進路について対立したとき「冷たいベッドで寝てもらいますからね」というママの一言で折れるパパ
旦那さんは尻に敷かれるくらいがちょうどいい、とよく聞きますが、これが理想の家族・夫婦像なのかもしれません
画像引用元:夏休みのレモネード : 角川映画
聖体拝領(せいたいはいりょう)とは
聖体拝領とは、キリストの血と肉にあたる、ぶどう酒とパンを身体に受け入れることを言うそうです
洗礼を受けた子どもたちが、8歳ぐらいになると食べることを許される「ホスチア」と呼ばれる、小さく薄く焼いたウェハースのようなものだそう
10の試練をクリアしたダニーに、ピートが持っていこうとした “聖体(メダル)” ですね
これを食べれば天国に行けると思っていた矢先・・・ダニーは旅立ってしまいます
映画の最大のメッセージ
8歳の少年ピートの、真実を貫く、最後の台詞に詰まっていると思います
「天国に行く道はひとつなんかじゃない」
「神様はものすごく心が広いんだから 誰の名前で祈ったっていいんだ」
「良心の声に耳を傾けていれば、きっと天国でダニーに会える」
画像引用元:夏休みのレモネード : 角川映画
宗教や信仰の違いは関係なく、良き行いをしていけば、きっと天国で大切な人に会える
時に大人は、素直な子どもから学ぶことがたくさんありそうです
~fin~
アイキャッチ画像引用元:https://www.kadokawa-pictures.jp/official/80128/index.shtml
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