映画「ポンペイ」悲劇の史実！キャスト紹介、ネタバレありの感想・レビュー

「ポンペイ」は、ヴェスヴィオ火山の大噴火により
西暦79年に滅びてしまったローマ帝国の都市
恐らく悲劇の結末だろうと予測がつきますが
イタリア旅行でその遺跡を訪れたことがあり、興味を持って観てみました

Overview –概要–

原　題　：Pompeii
製作年　：2014年
製作国　：アメリカ
ジャンル：歴史、アクション
上映時間：1時間45分
監　督　：ポール・W・S・アンダーソン

メインキャスト：
マイロ – キット・ハリントン
カッシア – エミリー・ブラウニング
アティカス – アドウェール・アキノエ＝アグバエ
父セヴェルス – ジャレッド・ハリス
母アウレリア – キャリー＝アン・モス
コルヴス上院議員 – キーファー・サザーランド

ローマ人に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残りであるマイロは、奴隷となり復讐心を糧に無敵の剣闘士（グラディエーター）へと成長していた。ある日、マイロはポンペイの有力者の娘カッシアの馬を助け、その瞬間ふたりは身分の差を超えて激しい恋に落ちる。
8月24日、ヴェスヴィオ火山がまさに噴火しようとしていた。
果たしてマイロは降り注ぐ火山岩をくぐり抜け、熱雲が街を覆い尽くす前に、自由を手にし、愛する人を救い出すことができるのかー。
出典：映画『ポンペイ』公式サイト

Opinion –個人的な感想–

白馬の王子ではなく剣闘士
主演のキット・ハリントンがものすごくかっこいいです
鍛え抜かれた身体に色気のある乱れ髪や眼差し
戦闘シーンのアクションも素晴らしく
特に目を惹かれたのは、終盤で白馬に乗って追いかけるシーンで
ジャンプするところでした
個人的に本作で初めて見たイギリスの俳優ですが
「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・スノウ役で有名なようです

対するヒロイン役はエミリー・ブラウニング
本作ではあまり可愛くないという意見もありますが
個人的には「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」での子役時代は可愛かったですし
「エンジェル ウォーズ」や「スリーピング ビューティ／禁断の悦び」で
彼女ならではの魅力を発揮していたなと思います

画像引用元：YouTube / POMPEII – Official Trailer

敵役コルヴスはドラマ「24」で有名なキーファー・サザーランド
貫禄があって悪役も板についています
両親も豪華俳優で個人的には見応えありました
父親役は「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」で
モリアーティ教授役だったジャレッド・ハリス
母親役は「マトリックス」シリーズでトリニティ役のキャリー＝アン・モスでした

昨日の敵は今日の友
アクション・ヒーローストーリーではあるあるですが
拳を突き合わせて全力で戦った敵が、後に仲間や親友になるのも
やはりワクワクして面白いですよね
敵としては手強かったけれど、味方だとものすごく頼もしい
アティカスの剣闘士としての死に様はとてもかっこよかったです

画像引用元：YouTube / POMPEII – Official Trailer

史実から考えるストーリー
迫りくる火山の脅威や混沌と化す街の様子は、迫力満点でとても見応えがあります
ただ、実際は映像のようにマグマのような火砕流が迫りくる前に
噴煙による軽石や火山灰によって埋もれた都市だと言われているので
ちょっと違うのかもしれません
（火砕流に飲まれたら遺体は炭化せず跡形も残らなそうです）
こんな非常事態の最中で因縁の対決を繰り広げている場合ではないのですが
そこは暗黙の了解ですね
最後、もしかしてふたりは逃げ切るのかな？と淡い期待もちょっと持ちましたが
やはり史実通り悲劇の結末で、自然の猛威には抗えませんね
しかし、美しい終わり方でしたし、思ったより楽しめた作品です

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アイキャッチ画像引用元：映画『ポンペイ』公式サイト