日本にはカジノがないのであまり馴染みのない世界
ポーカーでここまで大金が動くなんて信じられない、と思いますが
刺激的で面白い話でした
Overview –概要–
原 題 :Molly’s Game
製作年 :2017年
製作国 :アメリカ
ジャンル:伝記、ヒューマンドラマ
上映時間:2時間20分
年齢制限:PG12
監 督 :アーロン・ソーキン
原 作 :モリー・ブルームが2014年に出版した自叙伝「Molly’s Game: From Hollywood’s Elite to Wall Street’s Billionaire Boys Club, My High-Stakes Adventure in the World of Underground Poker」
メインキャスト:
モリー – ジェシカ・チャステイン
ジャフィー弁護士 – イドリス・エルバ
父ラリー – ケビン・コスナー
ディーン – ジェレミー・ストロング
プレイヤーX – マイケル・セラ
運命に配られた敗北のカードを
自らの手で勝利に変えていった女性の
想像を超えた逆転劇が始まる――2002年、冬季オリンピック予選の最終戦。女子モーグル北米3位のモリー・ブルームは、五輪出場を目前にしていた。心理学教授の厳格な父親の下、幼い頃からひたすら練習を重ね、12歳の時の背骨の大手術からも復活した。コロラド大学を首席で卒業したモリーは、ソルトレークで金メダルを獲得し、ロースクールを卒業して会社を設立するという人生設計を立てていた。ところが、1本の松の枝がモリーの運命を変える。枝にぶつかりスキー板が外れて転倒、モリーのアスリート人生は終わった。
その後、ケガから回復し、LAで1年間の休暇を取っていたが、バイト先のボスからポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれ、ハリウッドスターのプレイヤーX、映画監督、ラッパー、ボクサー……大金持ちの有名人ばかりが集まる高額ポーカー・ゲームの世界に足を踏み入れる。ゲームの参加費は1万ドル(100万円相当)。一夜で100万ドル(1億円)のお金が動くスリリングな世界、最高レベルの人々との交流に生き甲斐を見つけるが、数年後、突然クビを言い渡されたモリーは、秘かに練っていた計画を実行し、”モリーズ・ルーム” をオープン。その後、NYに拠点を移し、並外れた才覚によって新たなる伝説を築く。だが、2012年、FBIに突然踏み込まれ、ゲームは閉鎖。モリーは全財産を没収される。
2014年、現在。回顧録「モリーズ・ゲーム」を出版後、モリーは違法賭博の運営の容疑で突然FBIに逮捕される。「誤解です。2年もやっていない」と答えるが、「合衆国対モリー・ブルーム」と書かれた令状を前に成す術もない。何人もの弁護士に断られたモリーは、チャーリー・ジャフィーに弁護を頼む。ジャフィーは、タブロイド紙に載る “ポーカー・プリンセス” は自分向きの事件ではないと断るが、モリーについて知るうちに彼女の弁護を引き受ける決意をする。
なぜポーカーをやめて2年も経つモリーが逮捕されたのか?FBIの本当の目的は?果たして無罪を勝ち取ることは出来るのか?
出典:映画『モリーズ・ゲーム』
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
ポーカーがわからなくても楽しめる
知的でテンポの良いスピード感ある話ぶりや展開と、セレブの世界が堪能できます
ポーカーは全くわかりませんが、それでも全く飽きません
同じジェシカ・チャスティンが主演の孤高の天才ロビイストの活躍を描いた
「女神の見えざる手」ととても似ています
なぜアスリートからポーカー・ゲームのオーナーに転身したのか
元々起業願望があったようなので、そこは頷けます
あとはお父さんの見立てのように
「権力ある男性を打ち負かしたい」という内なる欲求が一因かもしれません
確かに振り返ると
幼少期~学生時代は父が
そしてバイト時代はディーンが
ポーカー・ゲームのオーナーになってもプレイヤーXや闇稼業者たちが
彼女を虐げている感じでしたね
プレイヤーも男性ばかりです
最後は父と和解するので良かったですが
ストーリーでは割愛してますが ジャフィー弁護士の娘とも交流があり
同じように厳格な父を持つ彼女やジャフィー自身に
自分の経験から色々アドバイスもしています
娘は、モリーが悪人でないことをわかっていて
その娘の頼みもあり、ジャフィー弁護士は彼女の弁護を引き受けたのですね
画像引用元:公式サイト / http://mollysgame.jp/index.php
セレブな世界観
どんどん収入も上げていく彼女のライフスタイルの変化も必見です
高級車やハイヤーによる移動
ホテルかマンションかわかりませんが、豪華な部屋での暮らし
ハイブランドのファッション
この辺も「女神の見えざる手」ととても似ています
モリーを取り巻くディーラーやバーテンダーも美女ばかりですし
彼女自身もナイスバディつい胸元に目がいってしまいます笑
モリーに惚れてしまうプレイヤーたちも多くいたようですね
しかし、仕事にプロ意識を持って私情は一切挟まない
こんな世界だからこそ、良からぬ疑いをかけられては大変なので、猶更ですね
画像引用元:公式サイト / http://mollysgame.jp/index.php
裏社会のスリリングな描写
マフィア関係の男に襲われるシーンはとっても恐ろしいです
高級住宅であっても、セキュリティが甘いのか、プロすぎるのか…
急に部屋に入ってきて、容赦なく殴る蹴る
大金や闇稼業が絡んでくると、本当に危ない世界ですね
事実を元に作られた作品ですが、事実とは若干異なる箇所もあるようです
現在、ご本人は家族と穏やかに暮らしながら、起業家の支援活動等をしているとか
もうポーカーの世界には戻らないそうですが、また別の道で大業を成し遂げそうです
〜fin〜
アイキャッチ画像引用元:https://casinosglitz.com/
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