アニメにおける作画とは?
出典:TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』公式サイト
アニメ好きなら注目ポイントの1つである「作画」。
作画はアニメ制作会社ごとに特徴がありますが、アニメ作品のクオリティを左右すると言っていいほどの大事な要素です。
作画のクオリティが悪いと「作画崩壊」と呼ばれ、残念な作品・手抜き作品と低評価につながっていくことが多いので、それだけ作画が求められているということの裏付けでもあります。
逆に、作画が素晴らしいとキャラの感情表現が細やかで豊かだったり、動きがスムーズで引き込まれる魅力が出てきます。
作画が綺麗なだけで、ストーリー内容を知らなくても作品が気になってしまうという人も多いと思います。
今回は、そんな作画クオリティの高い、おすすめ神作画アニメ10選を紹介していきます。
作画が綺麗すぎる!神作画おすすめアニメ
①『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、京都アニメーション制作のファンタジーアニメです。
大陸戦争終結後のヨーロッパを舞台に、戦うことしか知らない少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、C.H郵便社で代筆屋として働き始めます。
戦場で誰よりも大切なギルベルト少佐の最後の言葉「愛してる」の意味が理解できなかったヴァイオレットが、代筆の仕事を通して言葉の意味を探していく姿を描いた作品です。
必ず泣けるアニメとして評価が非常に高く、時代にあった背景、キャラデザはもちろん、ヴァイオレットが湖に浮かぶ木の葉の上を歩くシーンがありますが、水面の動き、光の加減、湖の上で揺れ動く落ち葉など本当にこれはアニメなのかと思うレベルの神作画です。
キャラの表情の微妙な変化や涙を流すシーンなど、ストーリーの良さを際立たせる作画力に脱帽です。
②『色づく世界の明日から』
『色づく世界の明日から』は、P.A.WORK制作の青春ファンタジーアニメです。
幼い頃に色を知覚できなくなり、他人に心を閉ざしていた少女・月白瞳美が⼤魔法使いの祖⺟・琥珀によって突然60年前の2018年にタイムスリップさせられ、高校時代の祖母と高校生活を送ることになります。
心を閉ざした少女が仲間たちと交流することで、徐々に変化していく姿を描いた作品です。
魔法や花火などの光の美しさ、鮮やかな花や夜空、安定のキャラデザなど目を見張る演出が多いです。色をテーマとした作品で、モノクロの中で特定の色だけをカラーにする「パートカラー」というアート表現を用いて、作画の色づき・鮮やかさにはこだわっています。
主人公が見ているモノクロな世界を描いているシーンがちょくちょくありますが、そのモノクロの景色でさえ綺麗です。
OPは、アニメタイトルになぞらえて徐々に色づいていく映像演出となっているので、注目してみてください。
③『Fate/Zero』
『Fate/Zero』は、 ufotable制作のダークファンタジー・バトルアニメです。
日本の地方都市・冬木市を舞台に、7人の魔術師(マスター)が、伝説上の英霊(サーヴァント)を召喚し、願いを叶える聖杯をめぐって戦います。
『Fate/stay night』で断片的に描かれた「第4次聖杯戦争」の詳細を前日譚として描いた作品です。
Fateシリーズは海外でも高い評価を得ていて、ufotableが制作を担当した『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』と『Fate/Zero』は素晴らしい作画です。
激しい炎や光の表現、キャラの動きも滑らかで、中でもバトルシーンは素晴らしく、臨場感がひしひしと伝わってきます。
アニメ制作会社ufotableが描くバトルシーンと言えば、近年では『鬼滅の刃』のバトルシーンも迫力がハンパないと話題になりました。
『Fate/Zero』は2011年に制作されていますが、10年以上も前の作品とは思えない作画力です。
④『甲鉄城のカバネリ』
『甲鉄城のカバネリ』は、WIT STUDIO制作のダークファンタジーアニメです。
蒸気機関が発達した極東の島国・日ノ本(ひのもと)を舞台に、装甲蒸気機関車・甲鉄城に乗る人々と不死の怪物・カバネとの戦いを描いた作品です。
このアニメはバトル要素が強いのですが、バトルシーンがとてもぬるぬると滑らかに動きます。
キャラが動いたときの服や髪の揺れ、立ち込める煙や列車の振動など、細かい部分を丁寧に描いています。
そのため、バトルでの躍動感がすごいのはうなずけてしまいます。
WIT STUDIOは、2012年設立の新しいアニメ制作会社であるにも関わらず、高い作画力を担保しているのは、もともとは大手アニメ制作会社のProduction I.Gの制作スタッフが中心となっているというのも理由の1つで、今後さらなるすごい作画のアニメを期待したいですね。
⑤『進撃の巨人』
『進撃の巨人』は、WIT STUDIOが第1期~第3期、MAPPAが第4期の制作を担当したダークファンタジーアニメです。
突如世界に圧倒的な力を持つ巨人が現れ、人類は巨大な壁を築き、壁に守られながら暮らしていました。ある日、超大型巨人の出現で壁が崩壊し、またも巨人の脅威にさらされることになります。そんな人類存亡をかけて巨人と戦う姿を描いた作品です。
第1期前半は作画崩壊だと叩かれていましたが、後半になるにつれて作画クオリティは改善され、良作までのぼりつめたという印象です。
中でも、街中を立体起動装置で縦横無尽に飛び回りながらの戦闘シーンは、迫力満点で息をのむ展開となっています。
ちなみに、第3期がストーリー的に区切りが良く、クリエイターの育成・成長を目指して、制作がWIT STUDIOからMAPPAに引き継がれたという背景があるようです。
⑥『響け!ユーフォニアム』
『響け!ユーフォニアム』は、京都アニメーション制作の青春アニメです。
京都府宇治市を舞台に、主人公・黄前久美子はかつては強豪と呼ばれた北宇治高校吹奏楽部に入部し、吹奏楽コンクールの全国大会出場を目指して奮闘します。
仲間との絆、家族との確執、恋愛、受験、進路など思春期に訪れるさまざまな葛藤や喜びとともに、吹奏楽へ青春を傾ける高校生たちの姿を描いた作品です。
吹奏楽がテーマなので、表情豊かな楽曲がいくつも登場し、その演奏シーンはとてもリアルです。普段の部活動での日常、パート練習、緊張感に満ちたコンクール会場など雰囲気の違う風景を作画によって精巧に表現しています。
楽器に触れる運指や呼吸の感覚、光の差し込み方、背景まで細部までこだわっているのがわかります。
キャラデザも最高で、目のキラキラ感など京アニクオリティがにじみ出ています。
⑦『ギルティクラウン』
『ギルティクラウン』は、Production I.G 6課制作のSFバトルアニメです。
未知のウイルスが蔓延して引き起こされた大事件「ロスト・クリスマス」から10年後、GHQに占領された日本を舞台に、主人公・桜満集が人間の体内で生成される「ヴォイド」と呼ばれる物質を自由に取り出せる「王の能力」を手にして、GHQから日本を開放しようとするレジスタンス組織「葬儀社」と共に戦う姿を描いた作品です。
本編はもちろんOP、EDに至るまで作画のレベルが高く、映像がスムーズに動きます。ここぞというバトルシーンに映像美を感じさせてくれます。
それに加えて音楽は「澤野弘之」がメイン担当して、劇中カッコいい曲が流れて作品の面白さを際立たせています。
余談ですが、楽曲も素晴らしいと話題で、アニメ内で「EGOIST」という架空の音楽グループが作られるのですが、このアニメをきっかけにEGOISTという人気音楽グループとなっていくので注目して聴いてみてください。
⑧『凪のあすから』
『凪のあすから』は、P.A.WORK制作の恋愛ファンタジーアニメです。
海中と陸上に分かれて住む世界を舞台に、7人の少年少女の揺れ動く心情を描いた作品です。
海中を舞台にしているので水の描写シーンが多いのですが、水面のきらめきや海中で反射する光、透き通った海の街、陸の街など凪あすスタッフの本気度がうかがえます。
全26話の2部構成で、1クール目はよくあるラブコメかと思うのですが、2クール目からガラッと雰囲気が変わり、先の読めないストーリー展開に引き込まれていくでしょう。
⑨『白い砂のアクアトープ』
『白い砂のアクアトープ』は、P.A.WORKS制作の青春アニメです。
沖縄のちいさな水族館「がまがま水族館」を舞台に、館長代理を務める女子高生・海咲野くくると、居場所をなくした元アイドル・宮沢風花の絆や葛藤を描いた作品です。
昼夜の沖縄風景、海の波の美しさ、水族館の水槽の光の反射など背景描写が色彩豊かで、とても綺麗です。
キャラデザは、きれいでかわいい女の子を見たいならコレ!と言えるくらいです。
P.A.WORKSはいわゆるお仕事系アニメを得意としており、本アニメは『凪のあすから』のスタッフが担当していることもあってか、海にまつわる作画は圧倒的です。
⑩『ユーリ!!! on ICE』
『ユーリ!!! on ICE』は、MAPPA制作のフィギュアスケートがテーマのスポーツアニメです。
グランプリファイナルで惨敗し引きこもっていた主人公・勝生勇利のもとに世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフが突然やってきて勇利のコーチになると言い出します。現役続行か引退を悩んでいた勇利が、再度フィギュアスケートに奮闘する姿を描いた作品です。
フィギュアスケートという珍しいテーマを扱っており、テレビで見るような滑走シーンだけでなく、アイスリンクからの視点でジャンプしている姿をダイナミックに描くシーンもあり、アニメならではの角度の作画もカッコいい要素の1つでしょう。
スケート靴がスケートリンクの氷を削るような細かい描写も丁寧で、氷上を舞う選手たちに見ているとうっとりしてしまいそうです。
また、流れるようなカメラワークも印象的な部分で、疾走感がかっこいいです。
まとめ:アニメ好きにおすすめのVODサービス!
おすすめの神作画アニメを紹介しました。
作画が綺麗なだけでも、「おっ、この作品いいかもしれないな!」と思いますよね。
1度アニメを見た人も2回目以降の視聴では、各アニメ制作会社が細かい部分までこだわっている作画ポイントを見つけることができるかもしれません。
気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。
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