近未来的な幾何学的な造形美の世界観がとても美しい映画です
まさかロケ地が日本の建築物だったとは驚きでした
Overview –概要–
原 題 :Equals
製作年 :2015年
製作国 :アメリカ(日本の世界的建築家・安藤忠雄の建築物もロケ地)
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ、ラブロマンス
上映時間:1時間41分
監 督 :リドリー・スコット
メインキャスト:
サイラス – ニコラス・ホルト
ニア – クリステン・スチュワート
人類史上最大の世界戦争によって地球の陸地の99.6%が破壊された近未来。破壊を免れた土地に生き残った者たちは「人類を滅亡させる最たる原因は感情だ」という考えのもと、人類が平和的に生き残れるよう遺伝子操作を施した感情のない人間の共同体<イコールズ>をつくった。そこで暮らす全ての人間は管理され保健安全局の監視下に置かれ、愛情や欲望などの感情を“発症”してしまった者は「欠陥者」と見なされ、DENと呼ばれる隔離施設へ強制的に送られて安楽死させられる。自分のなかに感情が芽生え始めていることを自覚したサイラス(ニコラス・ホルト)は、医師の診察を受け抑制剤を服用していた。あるとき、職場の同僚であるニア(クリステン・スチュワート)もまた、自分と同じ感染者であることを知る。秘密を共有した二人は互いに惹かれ合い、かけがえのない存在となる。だが、共同体にいればやがてつかまってしまう。悩んだ末、二人は外の世界へ脱出することを決意するが……
出典:ロスト・エモーション | ソニー・ピクチャーズ公式
以下はネタバレも含み、視聴した方向けに書いていますので、作品を視聴してからの閲覧をおすすめします
Opinion –個人的な感想–
ラストは観客の想像に委ねられる
感情を失ってしまったサイラスを連れ、共同体から抜け出すニア
ラストがなんとも切ないです
もう少しハッピーエンドでもいいのでは…
と思いますが、その後は観客に判断を委ねるかたちでした
最後、手を握ったシーンは
サイラスがまたニアへの感情を抱くようになることを予感させるような終わり方です
サイラス演じるニコラス・ホルトの
色白の肌と青い瞳が作品の雰囲気に合っていて、神秘的で何とも美しいです
中性的な見た目のクリステン・スチュワートも魅力的
彼女はヴァンパイアとの恋「トワイライト」シリーズが有名ですね
画像引用元:公式サイト / https://www.sonypictures.jp/he/2214245
近未来の世界観・建造物が魅力
近未来的な白を基調としたシンプルな建物や幾何学的な風景
人々もみな同じような白い服を着て、管理されている感がよく出ています
安藤忠雄の建築物もそうですが
日本のいたるところが舞台になっているそうで
ストーリーはもちろん、風景に注目するのもひとつの楽しみ方かと思います
また映像の美しさだけでなく、気づくと水の音や鳥の鳴き声など
自然の音が多く取り入れられています
ディストピアの世界のはずが、ユートピアにも感じさせる演出でした
~fin~
アイキャッチ画像引用元:https://www.sonypictures.jp/he/2214245
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