IAP課金、IAB課金、サブスクリプションなど、アプリ内課金に関連してよく聞く言葉や、アプリ内課金の種類について解説していきます。
アプリ内課金とは?
アプリ内課金は、アプリの中で利用する追加機能やコンテンツを直接購入できる仕組みを指します。
アプリをダウンロードしたり、基本的な機能を使うまでは無料ですが、有料オプションや有料コンテンツを利用する場合にアプリ内課金を行います。
アプリ内課金の例としては、動画配信サービスの利用やサービス内でレンタル作品を視聴、ゲームアプリ内で追加でアイテムを購入するなどです。
iOSユーザーならば、「App内課金」、Androidユーザーならば、「アプリ内課金あり」というような表示をみたことがあるかと思いますが、これらがアプリ内課金があるアプリを指しています。
アプリ内課金がない無料アプリももちろんあります。
アプリ内課金の種類(IAP、IAB)
アプリ内課金の種類は、iOS用とAndroid用の2種類があります。
一般的に、iOSユーザーはAppleが提供するアプリ内課金「In-App Purchase(IAP)」、AndroidユーザーはGoogleが提供するアプリ内課金「In-App Billing(IAB)」を利用します。
ITに詳しい人ならば、IAP課金、IAB課金と呼ぶ人もおり、両者の仕組みは特に変わりませんが、料金体系についてはApple社、Google社がそれぞれアプリ提供会社との値段を調整をしている関係で多少ズレがあります。
さらにアプリ内課金は、以下の4つのタイプにわかれます。
① 消耗型
② 非消耗型
③ 自動更新サブスクリプション型
④ 非自動更新サブスクリプション型
それぞれ順番にみていきましょう。
① 消耗型
「消耗型」は、一度購入しても、アプリ内で消費するとなくなるタイプのアプリ内課金です。
例えば、アプリ内で利用するアイテムやガチャのためのコインが該当し、再度使いたい場合は、別途購入する必要があります。
② 非消耗型
「非消耗型」は、一度購入すれば、アイテムやサービスを永続的に使えるタイプのアプリ内課金です。
例えば、画像や写真編集アプリで、制限付きの機能を解放したり、不要な広告を非表示にしたりするものが該当します。
同じアカウントであれば、機能を永久的に使い続けられ、再購入する必要はありません。
③ 自動更新サブスクリプション型
「自動更新サブスクリプション型」は、購入することでサービスを利用することができ、みずから退会などの処理をしない限り、契約が自動更新されるタイプのアプリ内課金です。
例えば、「U-NEXT」、「Hulu」などの動画配信サービスや「Spotify」、「Prime Music」などの音楽配信サービスが該当します。
初回は無料トライアルが利用でき、無料期間後、システムで自動的に課金開始されるようなサービスが多いです。
また、動画配信サービスの中にはレンタル作品もあり、消耗型と併用するパターンや、無料のままでもサービス利用できますが、課金することで機能をアップグレードできるようなパターンもあります。
④ 非自動更新サブスクリプション型
「非自動更新サブスクリプション型」は、購入することでサービスを利用することができ、自動更新もないタイプのアプリ内課金です。
スポーツを観ることができる配信サービスのシーズンパスなどが該当します。
決められた期間内であれば、制限なくサービスを利用でき、もし継続利用したい場合は、再度みずから更新していく必要があります。
まとめ
アプリ内課金について解説しました。
最近はスマホゲームや動画配信サービスなどの利用者が増え、課金する金額も増えている傾向にあります。
カンタンに決済できるからといってむやみやたらに利用していると、月末の請求で痛い目にあうこともあるので、適切に利用していくようにしましょう。
特に子供に利用させるときは、勝手に課金できないようにしたり、課金額に制限を設けることが大切です。
アプリやサービスなどで使いすぎないようにしたい人は、プリペイド式カード(POSAカード)の利用もおすすめです。
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